エプロンの選び方

保育に欠かせないエプロンの選び方

おしゃれよりも機能性と可愛さがポイントのエプロン

保育士にとって必要不可欠なものの一つとなるのがエプロンです。
うちの園では日常利用する保育士おそろいの生活着がありますが、そのほか必要に応じて保育士それぞれがエプロンを選びつけています。

ちょっと前に入った新人保育士がつけていたエプロンがどうも機能性に低く、保育士としてどうなの?と思うものだったので、一応ほかの保育士の意見を聞き、新人保育士に注意をしたことがあるのです。
その新人保育士がつけていたエプロンはおしゃれなカフェエプロン、確かにおしゃれで今どきなのですが、これを保育園で利用するのはちょっと無理があります。

ほかの保育士はかわいいキャラクターが付いたエプロンでポケットが多く、機能性豊かなものをチョイスし、大人としておしゃれではなくても、園児たちとの生活に合ったものです。
カフェエプロンは動きにくく、またポケットも平たんで少なく、園児たちの目を引くものにはなっていないものとなります。

強制しないといって一応指導しただけでしたが、結果的にその保育士さんも機能性豊かな先輩保育士さん同様のエプロンになったのです。
保育園は保育をする場所、保育しやすいエプロンをつけることは仕事の効率を考えても重要なことになります。

どのようなエプロンがいいのか

保育士はティッシュ、ミニタオル、またペンやメモ帳、ばんそうこうなどを持ち歩くことが多く、ポケットが大きい、出し入れしやすいということは必須です。
子どもたちを抱っこするので両手が開くことが基本、となるとポケットは多い方がいい、また胸ポケットに何か入れていて、子供たちを抱っこしたときにトラブルになることは避けたいので、胸ポケットではないものが望ましいといえます。

また紐で結ぶエプロンは、知らない間にほどけて引っ掛かりけがをするということもあるので、サイドボタンタイプ、かぶるだけのエプロンなどのほうが安心です。
サイズについては大きすぎず、小さすぎず、体に密着するタイプは窮屈で動きにくいので、少しゆとりがあるくらいがベストだと思います。
大きすぎると肩がすぐにずれたりするので、着用してみてサイズが合うものを選ぶようにすると動きやすくなるはずです。

丈、エプロンの装飾などにも気を配ってほしい

丈の長いエプロンは、しゃがんで立ち上がる時など、踏みつけて転ぶなどもありますので、ひざ上のものがいいと思います。
また案外多い失敗が、エプロンにボタン、ビーズなどがついているものを選択する場合です。

ボタンは取れかかっているものを子供がいたずらして飲み込むなどの危険性もありますし、ぶつかって傷がつくなどもあります。
ビーズなども同じ危険性があるので、シンプルなエプロンにワッペンをつけるなど、保育士の皆さんは工夫されているのです。