東京都大田区の子育て支援取り組み、保育サービスアドバイザーとは
保育園に長く勤めていると、保護者の皆さんが育児についていろいろなことに悩み、葛藤し、その中で子育てを頑張っていらっしゃるのだなとつくづく感じます。
私たちが子育てをしているときよりもずっと、今厳しい環境にある中、待機児童問題やいろいろなことをクリアしながら保育園に来てくださることを考えると、力になれることはなってあげたいと心から感じるものです。
川崎市でも子育て支援の取り組みが積極的に行われていますし、私が働く保育園のある東京都江東区でも、たくさんの子育て支援が行われています。
また注目すべき子育て支援をしているなと思うのが東京都大田区の取り組みです。
専門家による育児相談を受けることができる取り組み
妊娠すると自治体に取りに行く母子健康手帳、大田区ではこの配布の際に、育児応援券というチケットが配布されています。
これはお子さんが2歳になるまで利用できるもので、妊娠期間に利用できるものが1枚、乳幼児期間に利用できるものが2枚、合計3枚を頂けるのです。
この育児応援券は、区立保育園勤務の保育士や栄養士、さらに看護師という資格者に育児相談ができるという画期的なものとなっています。
保育士は保育のプロ、栄養士は栄養のプロ、看護師は医療のプロです。
育児中に相談したいと思う資格者がそろっていること、月齢に合わせて相談できることなど、利点はかなり高いと思います。
また保育園で給食を試食できるというサービスもあるので、お子さんの月齢、発達に応じてお料理するときのいいヒントになるはずです。
保育園に試食に行くときには、園にいる元気な子供たちを見学することになるので、保育園ってどういうところ?と思っている保護者の皆さんにも良い経験になると思います。
保育士サービスアドバイザーとは何か
2013年から大田区で行っているのが、保育サービスアドバイザーで大田区役所の育児サービス課で実施しているサービスです。
保育園はどうやって選ぶのか、見学はどうすればいいのか、申し込みは?なども保育園に関する情報を知ることができますし、いろいろなアドバイスを受けることができます。
このアドバイザーとなっている方は、区立保育園勤務経験がある保育士なので、保育園に関する手続きなどのほかに、育児に関する悩みを相談できるということもポイントです。
お嫁に来てお友達がいないといった悩みもどんどん相談できると評判になっています。