こども・子育て支援事業計画とは

東京都江東区の「こども・子育て支援事業計画」とは

保育の仕事はやりがいのある素敵な仕事

保育士の仕事を始めてからもう〇十年・・・小さいお子さんたちを保護者の皆さんからお預かりする身として、お子さんが健やかに成長し楽しく生活をしていけるように、園作りを担う立場にいます。
園長となるとお子さんとのふれあいの時間も少なくなりますが、それでも、毎朝園児が登園するときに笑顔で迎える事だけは欠かさず行うように心がけているのです。

保育ということについては、待機児童などの問題もあり社会問題化していることもあります。
園でも保育士不足に悩んだことがありますし、保護者の皆さんとの付き合い方に悩むこともあり、なかなか難しい仕事です。
しかし何よりも子供がすくすくと成長し、その姿を見ることができる事、一緒に時間を共有できることなど、私たち保育するほうも実りある生活になります。

東京都江東区で行われている子育て支援事業計画策定の目的とは

私が働いている園は、東京都江東区にありますが、江東区でも子育てに関して支援する取り組み、またその取り組みについての計画策定が行われているのです。
この取り組みについては、平成24年に制定されている「子ども・子育て支援法」に基づくもので、一人ひとりの子どもが地域社会の中で生き生きと健康に成長していけるように、お子さん、また親御さんを支援するものとなっています。

江東区の支援目的としては、健全な子育てができるように、教育や保育の場の確保、さらに地域ぐるみで子育てを支えていこうという目的を持っています。
保育園も幼稚園もまた小学校などの教育機関も、それぞれが独自に動くというよりも、連携し地域社会の中でしっかりと子供、また子育て年代を支えていくための取り組みです。

少子化の現状・・江東区の場合

江東区の人口に関しては増加しており、平成22年度調べでは46万人となっていますので、昭和55年と比較し10万人増加しています。
高齢化に関しては全国平均と比較し、4ポイント下回っている状態で、年少人口比率についてはやや下回っている状況です。
しかし、都区部との比較を見ると年少人口比率はやや高めという状態で、高齢化率は低めの水準となっています。

保育園は子供なくては始まりませんが、出生数を見ると高くないという結果です。
全国平均を見ても、東京都、また都区部を見ても、江東区は低い水準となっており、こうして子供や保育に関する数値を見てみると、待機児童問題はそれほど根深くない地域ではないかと想像されます。
しかしそんなこともなく、うちの園もそうですが保育園が足りない状況となっているのです。

どうして子供の数が減少しているのに保育園利用が多くなっているのか、これは江東区に子育て期の女性が多く、労働力となっているためと推測できます。
結婚や子育て年代は女性の労働力が低下する、しかしその後上がっていくという状況ですが、仕事を一生涯続ける女性が多くなっていることで、保育園に預けたいと願うママたちが多いことがわかるのです。

保育園の現状と園長として考える事

保育士の数が足りていない、だから保育できる人数も限られる、これは頭の痛い問題といえます。
施設としては園児をもっと預かることができるはずなのに、保育士の数を増やすことが難しいため、結果、保育できる人数が限られる、これはジレンマです。

より魅力ある保育園となるためには充実した保育環境が必要となりますが、そこに保育士は必要不可欠、必須の人材となります。
しかし、現実には保育士の数が足りない、募集してもなかなか応募がないという現状は園にとっても苦しい問題なのです。

今保育士の資格を保有されていても、保育士として活躍されていない方もいます。
そういう方々の掘り起こしをするためには、園としてもパート業務の充実や、園の福利厚生をしっかり行うなど、課題もあるのです。

しかし少しずつですが、こうした問題をクリアしようとどの保育園も頑張っています。
保育士がより自分らしく、家族を犠牲にすることなく快適に働ける環境づくりを進めていくことが重要と考えていますが、資格をお持ちの方も是非、もう一度保育園で仕事をしてみようという気持ちを持ってほしいのです。

求人を求めている保育園は多数あり、もちろん私の勤める保育園も同様で、保育士の方々が働きやすいように相談しつつ、保育士の需要を満たしたいと考えています。

私も江東区の保育園で働いていますが、こういった区の前向きな取り組みを非常に嬉しく思っています。
求人を募集している保育園も多く有るので、気になった方は一緒に江東区で働いてみませんか?

より働きやすい環境も整いつつあり、そのほかの区と比較しても積極席な取り組みが進められている区です。