キャリアアップ研修で学べること

厚生労働省が実施!保育士キャリアアップ研修で学べること

保育士のキャリアアップ研修を理解してほしい

保育士に対する処遇に関しては納得のいくものとなっていない状況ですが、少しずつ、保育士の地位をあげていく、経験や技能によって処遇をよくしていけるようにとはじまったのが保育士キャリアアップ研修です。
園長としてやはりこうした待遇改善としてできることは、どんどん進めていきたいと考えています。

この研修は保育士の経験年数など要件があり、その夜油研を満たしたとき、所定研修を受けられ技能の習得でキャリアアップ可能となる、それによって処遇を改善していくという研修です。
今までは園長、主任保育士、それに保育士というキャリアアップ研修がありましたが、これに副主任保育士、専門リーダー、職務分野別リーダーという新たな分野ができたので、これからどんどん活かしてほしいと思います。

新しくできたキャリアアップ研修とは

副主任保育士の要件としては、経験年数が概ね7年以上あること、職務分野別リーダーを経験していること、マネジメントにプラスして3つ以上の分野研修を修了していること、さらに副主任保育士としての発令があることです。
この要件を満たすことで月4万の処遇改善予定となっています。

専門リーダーは経験年数、職務分野別リーダーの経験などは副主任保育士と同じです。
このほかに4つ以上の分野研修を修了していること、専門リーダーとしての発令が必要になります。
これを満たすことで月4万の処遇改善の予定です。

職務分野別リーダーは、経験年数が概ね3年以上、担当する職務分野研修を修了し、その研修分野にかかわる職務分野別リーダーとしての発令が要件となっています。
これを満たすことで月5000円の処遇改善が見込まれています。

研修によってスキルアップできる分野

研修の分野は厚生労働省によって乳児保育、幼児教育、障碍児保育、食育・アレルギー、保健衛生・安全対策、保護者支援・子育て支援、保育実践、マネジメントという8つの分野に分かれており、副主任保育士、専門リーダーはこの分野からそれぞれ要件を満たす数を受講することになるのです。
1分野で15時間以上の研修、これを4つ必要という要件なら60時間以上の講習が必要となります。

保育士の業務は忙しく、時間を持つことがなかなか難しいのですが、より良い処遇で働けるように、こうした受講についてどんどん受けてほしいと保育士たちには話をしているところです。
もしも、ほかの園でキャリアアップをしていきたいということでも、研修を受けておくことで転職しやすいということもあるので、将来を見据えてしっかり受けてほしいと思います。