潜在保育士のキャリア復帰支援

保育士不足から推進される潜在保育士のキャリア復帰支援

潜在保育士さんたちにはぜひ現役復帰を願いたい

園長として切実に思うことの一つに、潜在保育士さんにぜひとも復帰していただきたい!という思いがあります。
保育士の資格を持っているけれど結婚や出産、育児などで保育に遠ざかり保育士として働く機会を失っている人、また保育士はもういいや・・・と思っている人、そういった人を潜在保育士というのです。

自治体もこうした資格保有者を何とか保育の現場に戻したいということで、紫煙制度などを積極的に行っています。
子育てなどでブランクがあるとどうしても復職する気にならないという人も多いようです。
支援内容を理解していただくことで、復帰しようと考えてくれる方もいるのではないかと期待大です。

潜在保育士のサポートとなる保育士や支援センターもある

潜在保育士をサポートする取り組みとして行われているのが、離職保育士届け出制度という制度になります。
保育士の資格がある離職予定者、離職されている人、また資格を取得しても保育士として働いていない人などが届け出を行うことができるサポートシステムです。

2015年時点では35都道府県、45か所に設置があり、登録している方に就職説明会を開いたり、服飾前に実技研修を行うなど、ブランクに不安をお持ちの資格者に対応するものとなっています。
雇用する側に対してもサポートがあり、潜在保育士の活躍をどう活用できるのか、アドバイスなども行っているのです。

子育てで保育士は無理と思っている方へのサポートも続々誕生

小さいお子さんがいる場合、保育士として活躍するのは無理・・と思う方もいます。
そんな方向けに自治体や企業がサポートを行っているのです。

東京都の場合、未就学児がいるご家庭の潜在保育士の復帰について、お子さんの保育料月額27000円を上限として貸し付けがあります。
また保育園に再就職する場合に、必要経費として40万以内の貸付制度もあるのです。
貸付制度ですが、保育園などに2年以上勤務することで「返済免除」となるのでこれは朗報になると思います。

また、保育士として復職される保育士のお子さんに関して保育園の入園の優先規定を設けている自治体もあるようなのでこれも合わせてチェックしてほしいです。
そのほかに再就職支援セミナーや講習なども行われていて、保育施設の見学、実習なども行われています。
一部セミナーはお子さんを無料で一時預かりしてくれるので、じっくり現代の保育を学ぶ機会となるはずです。

パソナフォスターという保育士や学童クラブの人材会社では、復職を目指す方向けに安心して保育を行えるように研修を実施していたり、社内保険や有給休暇の取得はもちろん、より休暇を充実させるための旅行やリラクゼーション等の福利厚生を完備しています。

働く人を大切にしたいという方針があるからこそ、心身ともに健康に働くための取り組みが多く行われているのです。

潜在保育士の復職を社会全体で応援する風潮があり、手厚いサービスも増えてきています。
再就職の後押しになるはずですので、自分らしい働き方をするためにサポートを活用していきましょう。